2026年のEV(電気自動車)市場は、日本国内の普及加速と海外勢の躍進が続いている。今回は輸入EV登録台数の記録更新、中古EV市場の構造変化、そしてテスラFSD(完全自動運転)の技術マイルストーンという3つの注目トピックをお届けする。
輸入EV登録台数が初の3万台超え——テスラ・BMW・BYDなど海外勢が牽引
日本自動車輸入組合が発表した2025年度の集計によると、輸入EV(電気自動車)の新規登録台数は前年度比33.9%増の3万3299台となり、初めて3万台の大台を突破した。テスラをはじめ、BMWグループ、ボルボ、BYDなど海外メーカーが好調を維持し、7年連続の増加を記録している。外国メーカー車全体に占めるEVのシェアも14.0%に達しており、日本市場での輸入EVの存在感が急速に高まっていることを示す結果となった。2026年3月には日本のBEV(バッテリー電気自動車)販売シェアが過去最高の3.11%に達したことも相まって、国内EV普及の勢いが増している。
2026年は中古EV市場の転換期——リース返却30万台超が参入ハードルを下げる
米国では2026年に30万台を超えるEVがリース期間満了を迎えて市場に戻ってくる見通しで、良質な中古EV在庫が急増すると予測されている。これらの車両の多くは走行距離が約4万km程度で、メーカー保証が残った状態での流通が期待される。新車価格よりも手ごろな価格帯でEVを手に入れられる選択肢が増えることで、これまでEVの購入を躊躇していた層の参入が活発化すると見られる。リース(一定期間の賃貸借)ならではの大量返却サイクルが、中古市場の供給構造を大きく変える1年となりそうだ。
情報源:Queens Ledger
Tesla FSD、累計100億マイル突破——自動運転の次なるハードルとは
テスラのFSD(Full Self-Driving=完全自動運転支援システム)が、フリート全体の累計走行距離100億マイル(約161億km)を突破したことが明らかになった。現在の日次走行記録は2900万マイルに達しており、膨大なデータ蓄積が続いている。ただし、専門家はこの節目が即「レベル4自動運転」(ドライバー不要の完全自動運転)の実現を意味するわけではないと指摘する。走行マイルの増加はシステム改善に不可欠だが、自動運転の安全性・法規制・インフラ整備など越えるべき課題は多く残されている。テスラが目指すロボタクシー「サイバーキャブ」の本格展開に向け、今後の開発動向が注目される。
情報源:Electrek
まとめ
日本での輸入EV登録台数の記録更新、海外での中古EV市場の急拡大、そしてテスラFSDの技術進展と、EV業界は多方面でマイルストーンを刻む局面を迎えている。特に日本市場では、輸入EVの台頭とBEV販売シェアの過去最高更新が示すように、ガソリン車からEVへのシフトが着実に進んでいる。最新情報を引き続きev-note.jpでお届けしていくので、ぜひチェックしてほしい。


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