2026年6月12日、世界のEV業界では新型モデルの発表・納車から急速充電インフラの拡大、さらには自動運転開発の動向まで、多方面で大きな動きが続いた。三菱とRivianの新型EVに関するニュース、BYDの急速充電網の欧州展開、そしてWaymoの自動運転テスト拠点拡大という、注目の4トピックを紹介する。
三菱、新型「エクリプス クロス EV」を発表——日産リーフベースで航続約702km
三菱自動車は2026年6月9日、日産の次世代リーフをベースとした新型EV「エクリプス スポーツバック」(2027年モデル)を北米で発表した。航続距離は約702km(WLTP換算)に達し、運転支援システム「プロパイロット2.0」を搭載する。発売は2026年の晩夏から初秋を予定しており、日産との協業によるプラットフォーム共有の成果が表れたモデルといえる。長距離移動を重視するユーザーにとって、航続距離の進化は購入検討の大きなポイントとなりそうだ。
情報源: レスポンス
Rivian「R2」納車開始——価格57,990ドルのPerformanceグレードから先行投入
米EVメーカーのRivianは2026年6月9日、新型SUV「R2」の顧客向け納車を開始した。最初に投入されるのは「R2 Performance」グレード(57,990ドル〜)で、最大330マイル(約531km)の走行が可能、出力は656馬力に達する。Rivianは2026年内に20,000〜25,000台の納車を目標としており、テスラのモデルYなどと競合するミッドサイズSUV市場での存在感拡大が期待される。
情報源: TechCrunch
BYDの5分充電「フラッシュチャージャー」、欧州・英国で稼働開始
中国の大手EVメーカーBYDは2026年6月9日、最大出力1,500kWの急速充電器「フラッシュチャージャー」をドイツと英国で稼働開始した。バッテリー残量(SOC)10%から70%までをわずか5分で充電できる性能を持ち、英国では今後12ヶ月で300基を設置、欧州全体では約3,000基・投資額17億ポンドという大規模な充電インフラ展開を計画している。充電時間の短縮は、EV普及における最大の課題のひとつである「充電待ち」を解消する大きな一歩となりそうだ。日本国内の充電インフラ整備状況については、EV充電インフラ完全ガイド2026でも詳しく解説している。
情報源: Electrek
Waymo、Apple旧テスト施設をアリゾナで2.2億ドル取得
自動運転開発を手掛けるWaymoは2026年6月、アリゾナ州ウィットマンにある約5,500エーカーの自動運転車テスト施設を2.2億ドルで取得したことが明らかになった。この施設はAppleが2021年に1.25億ドルで購入し、自動運転車プロジェクト「Project Titan」用に使用していたが、2024年にプロジェクト自体が中止されていた経緯がある。今回の取得により、Waymoは自社最大規模のテスト拠点を確保することになり、自動運転技術の開発競争における投資の本格化を象徴する出来事といえる。
情報源: Electrek
まとめ
三菱とRivianの新型EVは、それぞれ航続距離・価格帯で異なる強みを打ち出しており、購入検討の選択肢がさらに広がっている。これからEVの購入を検討している方は、EV初心者ガイド2026もあわせてチェックしてほしい。また、BYDの急速充電網拡大に見られるように、充電インフラの整備はEVの利便性を左右する重要な要素だ。今後も世界各地のEV関連ニュースを引き続き追っていく。

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