【EVニュースまとめ】2026年5月3日|Ferrari Luce、Rivian新工場、米国充電網、BMW iX3

2026年5月3日時点で注目されたEV(電気自動車)関連ニュースについて、その後に確定した正式発表や価格、発売日、事業の進捗を反映して更新します。フェラーリ初の量産BEV、Rivianの生産拡張、米オレゴン州の急速充電網、BMWの次世代EV「iX3」という4件を取り上げます。

1. フェラーリ初の量産BEV「Luce」を正式公開

フェラーリは2026年5月25日、ブランド初の量産BEV「Luce(ルーチェ)」をローマで正式公開しました。「Luce」はイタリア語で「光」を意味します。車体は4ドア・5人乗りのグランドツアラーで、フェラーリと、ジョニー・アイブ氏およびマーク・ニューソン氏が率いるデザイン集団LoveFromが共同でデザインしました。

総容量122kWhのバッテリーと4基の独立モーターを搭載し、最高出力は1,000cv超。公表された性能は0〜100km/h加速2.5秒、最高速度310km/h超、航続距離530km超です。バッテリーパックの最大電圧は880Vで、最大約350kWのDC急速充電に対応するとされています。

当初の記事に記載していた1,113馬力、約82万3,000ドル、2026年10月納車という組み合わせは、フェラーリの公式技術資料では確認できません。欧州価格は55万ユーロ前後と報じられていますが、市場別の正式価格や納車時期は、公式発表と報道値を区別して確認する必要があります。

情報源:フェラーリ公式 — 初のフル電動モデルフェラーリ公式 — 技術発表

2. Rivian、ジョージア新工場の初期生産能力を年間30万台へ拡大

Rivianは2026年4月30日、ジョージア新工場の初期年間生産能力を、従来計画の20万台から30万台へ50%引き上げたと発表しました。同工場ではR2を含む中型車用プラットフォームの車両を生産し、2028年後半の生産開始を予定しています。

米エネルギー省(DOE)の融資枠は、当初発表されていた最大66億ドルから、元本約40億600万ドルと資本化利息を含む最大45億ドルへ見直されました。Rivianは最初の融資実行を2027年初頭に見込んでいます。

Uberは2031年までに最大12億5,000万ドルをRivianへ投資し、R2をベースとする自動運転車をUberの配車網へ導入する計画です。一方、当初の記事にあった「最大5万台のロボタクシーを製造」という台数はRivianの公式資料で確認できないため削除しました。また、ジョージア工場の30万台すべてがロボタクシー向けという意味でもありません。

情報源:Rivian 2026年第1四半期決算資料(SEC)

3. オレゴン州、NEVI第2ラウンドで24か所・126口の急速充電設備を計画

オレゴン州運輸局(ODOT)は、連邦政府のNEVI(National Electric Vehicle Infrastructure)プログラム第2ラウンドの対象事業者として7社を選定しました。対象はInterstate 84とU.S. Highway 20、26、97、101沿いの24ステーション、合計126口のDC急速充電設備です。

各ステーションには、原則として同時に150kW以上を供給できる充電ポートを最低4口設けます。各ポートにCCSコネクターを備え、一部のステーションではNACS(SAE J3400)も追加される予定です。24時間利用でき、会員登録を必須とせず、非接触型クレジットカードなど複数の決済方法に対応することもNEVIの要件です。

ただし、24ステーションがすでに完成・開業しているわけではありません。ODOTは2026年中の補助契約締結を予定し、最初のステーションは2027年に稼働を始める見込みです。当初の記事にあった道路・地域別の内訳は最新の公式一覧と一致しないため、対象5路線と総数を基準に修正しました。

情報源:オレゴン州運輸局 — NEVIプログラム

4. BMW「Neue Klasse」初の量産モデル、iX3の米国価格とEPA航続距離が確定

BMWは、Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)初の量産モデルとなる「2027 BMW iX3 50 xDrive」の米国仕様を正式発表しました。米国での車両本体価格は6万1,500ドルで、別途1,350ドルの配送・取扱手数料がかかります。

EPA航続距離は最大434マイル(約698km)です。記事公開時点の約400マイル(約640km)は発表段階の予測値だったため、正式なEPA推定値へ更新しました。

800Vアーキテクチャと最大400kWのDC急速充電に対応し、充電残量10%から80%まで約21分。10分で最大185マイル(約298km)分の航続距離を追加できるとしています。米国仕様はNACS充電ポートを標準装備します。

米国市場への正式投入日は2026年9月25日で、納車も9月下旬から始まる予定です。当初の記事にあった「2026年夏」「約6万ドル」という表現を、確定した日付と価格へ更新しました。

情報源:BMW公式 — 2027 BMW iX3 50 xDriveの価格・航続距離

まとめ

フェラーリ Luceは予告段階から正式公開へ進み、車体構成と主要性能が明らかになりました。Rivianはジョージア工場の能力拡大と資金計画を更新し、オレゴン州の充電網は事業者選定から契約・建設へ進む段階です。BMW iX3も米国価格、EPA航続距離、発売日が確定しました。発表当時の予定や推定値は、その後の正式情報と分けて更新することが重要です。

長谷川

2021年よりテスラ Model 3 でEVオーナーとしてのキャリアをスタート。現在はテスラ Model 3・Model Y、Hyundai KONA、日産サクラの計4車種を保有し、日常使いから長距離走行まで実践的に運用しています。
TOCJ(Tesla Owners Club Japan)全国ミーティング、New Year EV MEET 2026、ジャパンEVラリー白馬などのEVオーナーズイベントや、Japan Mobility Showの見学など、現場での情報収集にも積極的に取り組んでいます。多数の試乗経験と4台のオーナー経験をもとに、日本におけるEVの実態を一次情報として発信。購入検討から日常運用まで、実体験に基づいた信頼性の高い情報提供を心がけています。
現在の所有車:Tesla Model 3 / Tesla Model Y / Hyundai KONA Electric / 日産サクラ
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