2026年の日本のEV(電気自動車)市場は、軽自動車セグメントを舞台に新たな競争の段階に入った。中国のBYDが日本専用の軽EVを夏に投入すると表明し、これに対抗する日産「サクラ」も戦略価格で改良新型を投入。さらにレクサスが高級EVセダン「ES」を発売するなど、価格帯も車格も幅広い動きが同時に進んでいる。本日の注目ニュース3本をまとめて紹介する。
1. BYD、日本専用の軽EV「RACCO」を2026年夏に投入
中国の電気自動車大手BYDは、日本の軽自動車規格に合わせて専用開発した軽EV「RACCO(ラッコ)」を2026年夏に発売する。約30kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電で約270kmの航続距離を見込む。CEV補助金(国が支給する購入補助金)の適用後で200万円を下回る価格を想定しており、海外メーカーとして初めて本格的に軽EV市場へ参入する。日本の新車販売の約4割を占める軽自動車市場に切り込む狙いだ。
情報源:EVsmartブログ
2. 日産、軽EV「サクラ」改良新型を発表——補助金適用後187万円から
日産自動車は軽EV「サクラ」のマイナーチェンジを発表し、2026年夏に発売する。フロントフェイスを刷新したほか、新たにエントリーグレード「S」(253万6600円)を追加。CEV補助金を適用すると実質187万円台から購入できる戦略的な価格を実現した。充電ポートのいたずら防止ロック機構や、災害時に使える1500Wの100V電源も備える。BYDの軽EV参入を前に、「軽EV王者」が守りを固める形だ。
3. レクサス、新型「ES」を6月中旬に日本発売——BEVは航続約685km
レクサスは8代目となる新型セダン「ES」を2026年6月中旬に日本で発売する。ハイブリッドの「ES300h」「ES350h」に加え、BEV(バッテリー式EV)の「ES350e」「ES500e」を設定。FWD(前輪駆動)のES350eは1回の充電で約685kmの航続距離を実現し、AWD(四輪駆動)のES500eは0-100km/h加速5.9秒の性能を持つ。レクサスの次世代電動化ラインアップの先陣を切るモデルとなる。
情報源:Car Watch
関連ガイド
軽EVの購入を検討するうえで欠かせないのが、国や自治体が支給するCEV補助金の仕組みだ。補助金額や申請条件についてはEV購入で使えるCEV補助金ガイドで詳しく解説している。また、初めてEVを選ぶ方はEV初心者向け購入ガイド2026もあわせて参考にしてほしい。
まとめ
本日のニュースは、軽EVという日本独自の市場をめぐる競争が一気に熱を帯びてきたことを示している。BYDの参入で価格競争が進めば、補助金と合わせて200万円を切る軽EVが身近な選択肢になりそうだ。高級セダンから軽自動車まで電動化の裾野が広がるなか、今後も各社の価格と航続距離の動向に注目したい。

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