2026年6月のEV(電気自動車=ガソリンを使わず電気で走る車)業界は、自動運転と新型車の話題で動いています。テスラの無人タクシーが運行エリアを一気に広げる一方、ロールス・ロイスや「iPhoneの製造で知られる鴻海(ホンハイ)」までが新型EVを投入。国内では充電サービスの再編も進みます。本日注目の4トピックをまとめました。
1. テスラ、無人ロボタクシーをオースティン大都市圏の全域へ拡大
テスラは2026年6月8日、ドライバーが乗らない「無人ロボタクシー」サービスの提供エリアを、米テキサス州オースティンの大都市圏全域(約4,285平方マイル=東京都の約2倍の広さ)に拡大したと伝えられました。現在はテキサス州の主要3都市と、カリフォルニア州サンフランシスコ湾岸地域で運用中です。ハンドルもペダルもない2人乗りの専用車「サイバーキャブ(Cybercab)」は、本拠地のギガ・テキサス工場で量産が始まったとされ、自動運転の実用化が一歩前進しました。
出典: Tesla Oracle
2. ロールス・ロイス、EVスーパークーペ「スペクター シリーズII」を発表
英高級車ブランドのロールス・ロイスは2026年6月、ブランド初のEV「スペクター」を大幅改良した「スペクター シリーズII」を発表しました。新開発の円筒形バッテリーセルにより、1回の充電で走れる航続距離を最大18%延ばし628km(欧州基準)を実現。モーター出力も442kWへ高まりました。さらに高性能版「ブラック・バッジ・スペクター シリーズII」は500kWを発揮し、ロールス・ロイス史上もっともパワフルな市販モデルとなります。超高級車の世界でも電動化が本格化していることを示す一台です。
出典: レスポンス
3. iPhone受託の鴻海系フォックストロン、自社ブランド初のEV「Cavira」を発表
iPhoneの受託生産で知られる台湾の鴻海(ホンハイ)グループのEVブランド「フォックストロン(Foxtron)」が、自社ブランド初となる電動SUV「Cavira(カヴィラ)」を発表しました。容量82.7kWhのLFP(リン酸鉄リチウム)電池を積み、航続距離は578km。価格は約3万8,000ドル(約560万円)からと比較的手ごろです。最上位グレードは468馬力で、0-100km/h加速はわずか3.8秒。6月17日に台湾で発売され、テスラ「モデルY」などの対抗馬として注目されます。
出典: Electrek
4. トヨタ、「EV・PHV充電サポート」を2026年11月末で終了——新サービス「TEEMO」へ
トヨタは、自社のEV・PHV(プラグインハイブリッド車)向け充電サービス「EV・PHV充電サポート」を2026年11月末で終了すると発表しました。利用者は、トヨタが新たに展開する充電サービス「TEEMO(ティーモ)」へ移行することになります。国内では複数の充電サービスが統合・再編される動きが続いており、すでに契約しているユーザーは、料金プランや使える充電器の見直しが必要になりそうです。EVを快適に使ううえで、充電環境の最新動向は引き続き要チェックです。
出典: GoGoEV
あわせて読みたい関連ガイド
充電サービスの再編が進むいま、自宅やお出かけ先での充電環境を整理したい方は、EV充電インフラ完全ガイド2026が参考になります。これからEVの購入を検討している方は、車種選びや費用の基本をまとめたEV初心者ガイド2026もあわせてご覧ください。
まとめ
本日は、テスラの無人ロボタクシー全域拡大、ロールス・ロイスやフォックストロンの新型EV、そしてトヨタの充電サービス再編と、自動運転・新型車・充電インフラの3方向で動きがありました。海外勢の電動化が一段と加速するなか、国内のサービス環境も着実に変化しています。EV-Noteでは引き続き、最新ニュースをわかりやすくお届けします。

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